1.開発ツールの起動
インストール時にデスクトップに生成されるVisual WAOのショートカットより、Visual WAO開発ツールのメイン画面を起動します。
2.開発環境の初期設定
メイン画面の「開発環境設定」ボタンをクリックし、以下の情報を入力し開発環境の初期設定を行います。
①コンパイル言語
②.NETコンパイラのパスとコンパイラ時の引数
③ターゲットの.NET Framework
④レコード定義作成時のターゲットデータベース
⑤レコード定義でのデータ型の扱い
ターゲットデータベースがオラクルの場合、「DB接続用DLL作成」ボタンをクリックしてください。オラクルはマイナーバージョンによりDB接続用ミドルウェア(ODP.NET)が変更となるため、各マイナーバージョンに対応したDB接続用のDLLを自動生成します。
[DB接続用DLL作成]は、ターゲットデータベースがオラクル以外の時は使わないのでクリックをしないでください。
3.サーバー側の接続設定
メイン画面の「サーバー側接続設定」ボタンをクリックし、サーバーへ接続するためのリモートチャネル(ポート番号)と接続するデータベース情報の登録を行います。
サーバーへ接続するためのリモートチャネル(ポート番号)を設定します。続いてデータベース接続一覧に接続するデーターベース情報を登録します。「追加」や「削除」ボタンは行の追加や削除に使います。
データベース情報の登録を完了すると、「DB接続テスト」ボタンをクリックしデータベースとの接続テストを行います。正常に接続ができると、下記のメッセージが表示されます。接続に失敗した場合は、登録したデータベース情報を確認し、修正してください。
4.クライアント側の接続設定
メイン画面の「クライアント側接続設定」をクリックし、クライアントから接続するリモートアドレスを登録します。
リモートアドレスには、クライアントから接続するサーバーのIPアドレスもしくはサーバー名およびリモートチャネルを登録します。
■設定例
http://<IPアドレスもしくはサーバー名>:<リモートチャネル>/
(複数のサーバーに接続する場合は、接続する全てのリモートアドレスを登録します。)
5.レコード定義
メイン画面の「レコード定義」ボタンをクリックし、クライアントとサーバー間でやりとりを行うデータ内容を定義したレコード定義(DLL)をコンパイルにより生成します。
レコード定義一覧画面の「追加」ボタンをクリックし、レコード定義画面を起動します。
次に、レコード定義画面の「テーブル参照」ボタンをクリックするとデータベースのテーブル一覧が表示されるので、対象のテーブルを選択します。テーブルの選択を完了すると、フィールド一覧が表示されます。対象のフィールド項目を選択して下さい。
フィールド項目の選択後は、「取込」ボタンをクリックしてください。
レコード定義画面に戻り、フィールド項目に対する設定、追加変更を行います。
「更新」ボタンを実行するとコンパイル処理が行われ、レコード定義用DLLを生成します。
6.セントラルプログラムの登録
メイン画面の「セントラルプログラム登録」ボタンをクリックし、サーバー側のプログラムの定義を設定後、コンパイルを行いVisual WAO DLLを生成します。
セントラルプログラムの登録画面の「追加」ボタンをクリックすると、ファイル選択のダイアログが開くのでサーバー側のプログラムを選択し、一覧に追加します。
一覧情報の削除する場合は、「削除」ボタンで行単位の削除ができます。
サーバー側のプログラムの選択を完了後、「更新」ボタンを実行するとコンパイル処理が行われ、Visual WAODLLが生成されます。
7.WAOサービスの起動
メイン画面の「WAOサービス起動」ボタンをクリックし、WAOサービスを起動させます。
WAOサービスの起動は、タスクバーのアイコンで確認できます。WAOサービスが起動すると、クライアントとサーバー間で同期通信が可能な状態になります。
Visual WAO のDLLをVisual Studioで開発したクライアント側プログラムとサーバー側プログラムへ配置(※)した後、WAOサービスを起動するとクライアントからサーバーへの接続が行われアプリケーションの動作確認ができます。
※ 詳細は、開発手順、サンプルデータによるデモ、開発キットに含まれるマニュアルをご覧ください。
8.Visual WAOモニターによる接続情報の確認
メイン画面の「Visual WAOモニター」ボタンをクリックし、クライアントとサーバー間の接続状況を確認します。
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