Webアプリケーションを、Windowsフォームで開発できる！
C/Sシステムの操作性とレスポンスをHTTP上で実現
Visual WAO（Web Adaptable Object）はチェプロが独自に開発した、従来の .NETベースの開発手法でWebアプリケーション開発を可能にする「Webシステム開発」の新テクノロジーです。
開発者はVisual Studio上でWindowsフォームを使い、クライアント、アプリケーションサーバー、データベースサーバーから成る3層構造のアプリケーションを作成。Visual WAO 開発ツールで自動生成した「Visual WAO DLL」を、クライアントとアプリケーションサーバーに配置するだけで、インターネット環境で動作するWebアプリケーションを開発できます。
ブラウザを使わないWebシステム
Visual WAOアーキテクチャでは、Webシステムで通常使われるインターネット上のクライアントとアプリケーションサーバー間の情報交換にブラウザを使いません。クライアントとアプリケーションサーバー間の情報交換は、通信I/Fモジュールとして動作するVisual WAO DLLが行います。
一般的に、ブラウザでは、入力フォーム内のデータをサーバーとやりとりする場合、フォーム情報とデータベース情報の両方をサーバーより受け取らなければなりません。つまり、通常はクライアント側の「画面単位」で情報交換を行います。このため、データ処理に時間がかかり、サクサク動くC/Sシステムに慣れたユーザーにはストレスとなり「処理スピードはWebシステムの弱点の一つ」と言われてきました。
Visual WAO DLLは、クライアント側の画面の「項目単位」で通信を行い、デ－タを取得するため、最小限のデ－タ量ですみ、さらにHTTPプロトコル環境上におけるバイナリーファイルの通信を実現することでより効率のよい軽快なレスポンス処理を提供します。
快適に動作する「C/Sシステム」に慣れたユーザーがストレスを感じないWebシステム。
Visual WAOは、C/SシステムのレスポンスをHTTP上で実現します。
使い慣れた「Windowsフォーム」で開発
Visual WAOによるWebシステム開発は、使い慣れた「Visual Studio」上で、Windowsフォームを使って開発ができるため、ユーザインターフェイスに優れたWebシステムを高い生産性で開発できます。
画面設定やコーディングもWindowsフォームで
Webアプリケーションの画面設定は、一般的にはHTMLタグ内のスタイル要素やCSSで行いますが、Visual WAOで開発する場合は、Windowsフォームのオブジェクトのプロパティで設定します。
コーディングの手法もイベントハンドラにVB（Visual Basic）やC#で処理を記述するイベント駆動型となり、ASP.NET Webフォームのようにクライアント側での動作をJavaScriptで記述する必要もありません。
クライアントとアプリケーションサーバーの役割分担については、従来のクライアントサーバーシステム（C/Sシステム）の開発と異なり、アプリケーションはすべてアプリケーションサーバーに置き、アプリケーションの管理とビジネスロジックの実行はすべてアプリケーションサーバーに持たせることを推奨します。
「WindowsフォームWebアプリケーション」としてHTTP上で動作
Windowsフォームで開発した「3層構造アプリケーション」。
これらのクライアントとアプリケーションサーバーに「Visual WAO DLL」を配置していただくことで、実行時に「同期型のWebアプリケーション」としてHTTP上で動作します。
Visual WAO DLLは、無料提供の「 Visual WAO開発ツール 」により、簡単に自動生成が可能です。
アプリケーションサーバー側に設置したVisual WAO DLLに含まれる「 WAOサービス 」によりクライアントからの接続やイベントの受付を行い、処理結果をクライアントに戻すことができます。このため、一般的なWebシステムで必要なWebサーバー（IIS）は不要です。
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